アニベジ本科の特徴
「馬が好き」ならみんな歓迎◎
アニベジの本科には、一般課程と高校課程の2つの課程があります。それぞれの特徴をご紹介しましょう。
本科の「一般課程」(3年)とは?
一般課程は、18歳以上の方が対象となります。将来希望する職業に合わせて以下のコースから選択が可能です。
また高等学校卒業サポート支援制度により高校卒業資格を取得することもできます
- JRA(日本中央競馬会)・NAR(地方競馬)の騎手課程合格を目指す「騎手養成コース」
- きゅう務員課程合格や競走馬生産・育成牧場への就職を目指す「きゅう務員養成コース」
- 各協会公認の乗馬指導者資格取得を目指す「乗馬インストラクター養成コース」
- 乗馬を通して心の健康を提供するホースセラピストを目指す「ホースセラピスト養成コース」
本科の「高校課程」(3年)とは?
高校課程は17歳以下の方が対象です。一般課程と同じコースから選択が可能で、授業カリキュラムも基本的には同じ内容です。
一般課程のカリキュラムに加えて、「あずさ第一高等学校」と連携した高等学校卒業資格取得のためのカリキュラムも実施。
馬について学びながら高卒資格の取得を目指します。
現在の高等学校からの転入学や、高等学校を退学した方の編入学も可能です。
時短で学べる!「専修課程(2年)」とは?
専修課程は18歳以上の方を対象としており、2年間で馬に関する仕事で即戦力となる知識と技術を学ぶコースです。
基礎的な騎乗技術から獣医学や飼養管理学まで幅広く学び、より早い生産・育成牧場への就職を目指します。
それ以外にも学び方は自由自在
アニベジは、「馬が好き」という気持ちがあるなら年齢・乗馬経験に関わらずどなたでも入学可能。本科のほかにもさまざまな科があります。
例えば専攻科は20歳以上の人を対象としており、1年間で即戦力として活躍できる技術と知識を身につけるコースです。
本科の3年次で学ぶ科目を凝縮し、基本馬術から馬場馬術、障害馬術、競走馬術を短期間で学びます。
経験者は競馬学校きゅう務員課程合格も目指すことも可能。1年間を4期に分けて、各期の目標をクリアしながら「馬のプロ」を目指します。
競馬学校きゅう務員課程の合格や競技会、馬術大会での優勝、入賞、馬の世界で働きたいという夢を持つ方におすすめです。
小・中学生科では芝山町立芝山小学校、芝山中学校へ通いながら週6日、馬の騎乗や育成を学べます。
学生寮に入寮できますので、日本全国どちらからでも入学することができます。
豊富なコースから選べる!
アニベジの大きな特徴は、一般課程・高校課程ともに「騎手・きゅう務員・インストラクター・ホースセラピスト」の4つのコースから希望や目的に沿ったコースを選択できるという点。
「なりたい」気持ちを全力で応援する、それぞれのコースの特徴について紹介します。
騎手養成コースとは?
騎手養成コースでは、憧れのジョッキーを目指し、難関の競馬学校へ入学するために必要な乗馬技術や運動能力、学科などの知識を身につけます。
「筆記試験対策講座」や基礎体力トレーニングなど、JRA競馬学校騎手課程の合格を目標にしたカリキュラムも充実。
乗馬の基礎から応用まで着実に実力をつけるとともに、ジョッキーには欠かせない体力づくりにも取り組みます。
きゅう務員養成コースとは?
競走馬のお世話をする「きゅう務員」を目指すコース。
乗馬の基礎から応用まで学び、馬の内科学や草地学といった管理に必要な知識も身につけます。
目標は、JRA競馬学校の試験合格やNARのきゅう務員採用。
「きゅう務員筆記試験対策講座」などの手厚いサポートで、これまでに多くの合格者を送り出しています。
インストラクター養成コースとは?
乗馬の技術を基礎から応用まで学び、乗馬の楽しさを伝えるインストラクターを目指すコースです。
ビジネスマナーや一般教養も学び、即戦力として活躍できる人間性豊かなインストラクターを養成します。
全国の乗馬クラブから求人があり、就職率は100%を誇ります。
ホースセラピスト養成コースとは?
ホースセラピスト養成コースは医療・福祉・教育などについても学び、乗馬を通して心の健康を提供するホースセラピストを養成します。
3年間で馬術の基本を学び、全乗振1級(全国乗馬倶楽部振興協会が管轄する乗馬ライセンス)の取得を目指します。
「馬のプロ」になるための知識とスキルがしっかり身に着く
アニベジの大きな特徴のひとつは、実技・座学ともに内容が充実していること。コースごとにそれぞれの目標を叶えるための充実したカリキュラムが組まれています。
例えば、実技であれば日本馬術連盟公認の馬術大会の会場でもある学校の馬場で、高レベルな講師に学ぶことが可能。目の前でトップスライダーの技術を学べるのは非常に貴重な経験です。
大会の会場がいつも練習している馬場なので、リラックスして力を発揮することが可能。実際に過去の馬術大会や国体では多くのアニベジの学生と卒業生が上位を獲得しています。
ほかにも、騎手コースには運動能力を高める授業が毎日あったり、実際の競走馬の社会と同じく生徒一人ひとりに担当馬が与えられる担当馬制を採用していたりと、「学んで終わり」ではなく「馬に関わる仕事に就く」ための体制が整っています。
また、座学も充実しているのはアニベジならでは。例えば騎手コースであればほぼ毎日騎手課程の学習が行われます。また元NHKのキャスターが西依ちづる先生による一般常識やマナー講義や面接指導もあり、騎手としての知識が身に着くだけでなく社会人としても成長できます。
特別講師である馬病理医の権威、兼子樹廣(かねこみきひろ)先生の授業は、その内容が獣医学部の授業に採用されるほどのレベルの高さ。アニベジで学べば、日頃から高度で専門的な知識に触れることができるのです。
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<兼子先生の授業を受けた生徒の声>
- 馬の血管細胞や病気、歴史など本当にいろいろなことが学べました。
- 馬に対する知識をたくさん得ることができ、とても勉強になりました。兼子先生の馬学をまた受けたいです!
じっくり確実に身につけるカリキュラム
1年次
まず馬への接し方を学び、基本の動作である常歩・速歩・駈歩までの「3種の歩度」を騎乗レッスンでマスター。
さらに、競走馬術としてのツーポイント騎乗の練習に取り組みます。
また、生徒それぞれが担当馬の世話をし、馬の健康管理や飼養管理、調整運動などを身につけます。
生徒それぞれが担当馬の世話をし、馬の健康管理や飼養管理、調整運動などを身につけます。1年次から騎手試験にチャレンジすることも可能です。
主な授業内容
基本馬術の習得|馬匹管理技術の習得|障害馬術・馬場馬術|競走馬術|練習馬の調整運動
薬品取扱い・治療法指導一般教養講義|護蹄学・装蹄実習
JRA競馬学校・ノーザンファーム天栄見学|軽乗|その他
2年次
1年目で身につけた基本馬術をさらに磨くとともに、競走馬や乗用馬を自ら調整、調教して作り上げていく技術を学びます。
競走馬の生産・育成を希望する生徒は、牧場実習に参加。現場を体験する中で、実践的な技術を高めていきます。
また、生徒によっては馬術競技会に参加し、国体、全日本馬術大会出場や、JRA競馬学校騎手課程・きゅう務員課程入学試験の合格をめざし、受験にチャレンジします。
主な授業内容
競走馬の調教|競走馬の生産|1級(B級)の騎乗技術習得|新馬の初期馴致|北海道牧場実習
競走馬育成技術の習得|馬術競技会出場|特別講義|インストラクター実習|進路ガイダンス|面接指導
ノーザンファーム研修|海外留学制度有|その他
3年次
1年次・2年次の学びの中で、克服できなかった点を中心に練習をさらに重ねます。
確かな技術を着実に身につけるため、さまざまなタイプの馬に接するとともに、充実した設備をフル活用。
着実にステップアップを図り、実務経験を重ね、実践に即した技術をマスターします。
そして、JRA競馬学校きゅう務員課程入学試験や騎手試験にもチャレンジ。合格をめざします。
主な授業内容
基礎獣医学|馬の栄養学|繁殖学|馬の運動生理学|スポーツ医学
護蹄学|人文地理|競馬法規|ホースマンイングリッシュ
走路騎乗|基本馬術|牧場実習
充実した施設と暮らしやすい寮
千葉県に位置するアニベジは、都心から車で約60分のアクセス良好な場所にあり、馬について学ぶのに最適な環境が揃っています。
ここからは、施設・馬・寮について見ていきましょう。
施設について
アニベジの敷地面積は36,000㎡と、東京ドームの約2.5倍の広さがあります。
この広大な敷地内に公式競技会開催用馬場やナイター設備、教室や厩舎を備えた2つの訓練施設と寮が備わっており、
馬に関するあらゆる技術を磨き、経験を積むことができます。
馬について
一般的な馬の学校にいる馬は数十頭が平均的ですが、アニベジには約200頭の馬がいます。
初級・中級・上級等、乗る人のレベルに適した馬を選ぶことができるのも、アニベジで学ぶ大きなメリットです。
人間と同様に馬も得意不得意があるため、障害用・馬術用といった授業内容によっても乗る馬を分けています。
アニベジなら、さまざまな馬に触れる経験をしながらスキルを伸ばすことができるのです。
寮について
アニベジには3タイプの綺麗で快適な寮があり、ウッドデッキを備えたおしゃれな一軒家タイプやシンプルなボックスタイプ、
マンションのようなテラスハウスタイプの中から自分に合った部屋を選べます。
2人部屋タイプ以外はすべて完全個室で、バス・トイレ・エアコン・洗濯機・電子レンジつき。
学食の調理スタッフが作ってくれる美味しい食事が食べられ、Wi-Fiも完備しています。安心・安全で快適な寮生活を送ることができるでしょう。
就職率100%!騎手やきゅう務員合格者も多数
アニベジは騎手やきゅう務員試験の合格者を多く輩出しています。
三浦皇成さん(JRA騎手)や吉井章さん(大井競馬騎手)といった有名騎手も卒業生です。
また海外でジョッキーとして活躍している卒業生もいます。
まず、騎手になるにはJRAの競馬学校で3年間、またはNARの地方競馬教養センターで2年間の養成訓練を受け、
騎手免許試験に合格する必要があります。 騎手免許の取得よりも、競馬学校への入学が難関という声もあるほどです。
きゅう務員になるにも試験があります。JRAでは競馬学校のきゅう務員課程を受験し合格し、
その後6か月間のきゅう務員課程を経て卒業後、所属厩舎が決定した後にJRAのきゅう務員としてデビューできます。
NARでは養成施設はありません、学校が紹介する調教師との面接にて合格が決まります。
たとえ合格とならなかったとしてもアニベジには豊富な求人が来るため、
合格率の高い牧場に就職して人脈を築きながら、次の試験で合格を目指すことも可能です。
きゅう務員志望者は卒業者も含めれば全員合格しています。
ちなみに、就職率は100%!「アニベジの卒業生は高い技術を持った即戦力だ」と、毎年多くの牧場から求人依頼が寄せられています。
馬を通じ特技を伸ばす、アニベジのスキルアップ制度
アニベジにはインターンシップ制度(校外実習)があり、在学中に実際の牧場での仕事を経験することができます。
就職後の働く姿を明確にイメージできるため、プロのホースマンとしての自覚を持ち、モチベーションを高められるでしょう。
また、1~3カ月の間オーストラリアに留学できる制度も。乗馬技術が磨かれるだけでなく英会話も身につきます。
無料騎乗体験もできる「オープンキャンパス」へ行ってみよう
アニベジでは、馬を愛し馬に興味のある方ならどなたでも参加できるオープンキャンパスを開催中。
24時間WEB予約ができ、空港やターミナル駅までの送迎も可能です。
<オープンキャンパスの流れ>
1.体験騎乗
まずは馬に乗る楽しさを体験してみてください!
もちろん、乗馬が初めての方でも大丈夫。希望すれば馬装や手入れなども体験できます。
2.コース・カリキュラムの説明
騎手やきゅう務員など、なりたい職業や進路についてお話を伺ったうえで、それにマッチしたカリキュラムについてご説明します。
3.学校見学
学校施設・各実習施設・学生寮をご案内します。充実した環境でイキイキと学ぶ仲間と出会ってください。
※詳細なスケジュールは事務局へお問い合わせ下さい